測定機器

モータのステータ、ロータ、接続の状態などの情報が正確に瞬時にわかる使いやすいポータブル診断器です。

トラブルシューティング、受入検査、設置前のモータチェックや在庫中のモータの設置前チェックに最適なツールです。

さらに、この診断器は、モータの固定子巻線、ロータ、汚損状況、地絡及び接続の状態を正確に表示します。

■素早く簡単にモータの状態をテストできます。
この診断器は、オフライン（非通電）でテストを行い、これまでなかった方法でモータを診断します。
巻線にストレスをかけたり、又入手したデータの取り扱い、分析が難しい他のより高価で複雑な測定器を使うことなく、オ
ペレータはモータの状態を数分以内に正確に得ることができます。

■難しいユーザーマニュアルを持って回る必要はありません
操作の仕方は、画面上にステップバイステップで表示され、誰でもテストを行うことができ、その結果を容易に理解するこ
とができます。
診断器は単体によるテスト、またはテストから得られるすべてのデータの潜在的な意味を理解するためのソフトウェアを使
用することができます。精度については、仕様書を参照してください。


■二つのテストモードが一つの診断器でテストできます。
診断器は「静的」および「動的」の2つのモードで使用することができます。
どちらも、自動モードで素早くデータを収集でき、理解しにくい多くのボタンを操作する必要はありません。



■静的テスト
「静的テスト」は、ステータ又はローダの試験前のデータと本試験の間で変化しているかどうかの情報を提供します。
静的テストは、抵抗、インダクタンス、インピーダンス、静電容量と位相角を測定します。
異常の表示は、□ー夕の位置に関係しません。
DC500VとDC1000Vで行う絶縁診断テストの読みは、999MΩまでを標準としています。
（特殊な試験電圧については、要求あれば引き合いに応じます。）
『静的テスト」は、以前に取得したデータと比較して診断します。
このデータは、診断器内の静的参照値記録又はソフトウェアに記録されています。



■シャフトを廻して行う特許取得済みの動的テスト
「動的テスト」は、抵抗，ステータ，ローダ及び汚損についてのテスト結果を分析し「不良」「警告」又は「OK」の形で表示し
ます。
これは、かご形回転子付きの誘導電動機をテストするために開発されたものです。
「静的テスト」結果で更に評価する必要がある場合、もしくは以前のテストデータがなくてそれを利用出来ない場合には、
「動的テスト」が必要となります。
「動的テスト」では、ロータシャフトを機械から切り離して行います。

シャフトを手で廻している間に、各種の判定項目をリアルタイムに測定します。
どんな問題でも、経験の浅いオペレータでさえ簡単に認識することができます。

また、ステータとローダの固有の波形データを収集し、これらの固有の波形は、経験のあるユーザーにより、より深く検討
することを可能にし，レポートに示される他のトラブルのデータより問題を見つけることができます。

更に「動的テスト値」は、自動的に計算されて、付属のソフトウェアを使って既存の「動的参照値」と比較することが出来ま
す。
この二つのテスト間の偏差は、この間の状態の変化を示しています。


■正確で容易なテスト
非常に正確なデータ収集のために特別に作られた高品質のテストリードと4線式ケルビンクリップが付いています。
仕様書を参照して下さい。


リチウム電池は、1回の充電で連続使用で8時間以上使用可能です。
予備のバッテリーパックは、簡単に素旱く取り付けることができ、専用の充電器が付属しています。
テスト時は、ユーザマニュアルを持って回る必要はありません。
すべての指示は、診断器の大画面に、ステップバイステップで表示されます。
結果は、同様に自動的に画面に表示されます。
変化が発生したときは、同一モータの前のテストを呼び出して、簡単に見ることが出来ます。
安全な操作と過酷な環境に対してCE認証に準拠しCATⅢ定格のケースを使用しています。
この診断器は、参照値として使う過去のデータとテストデータ用に大容量のメモリ容量を持ち、特別なソフトウェアなしに、
診断器として使用出来ます。
また傾向分析用のソフトウェアを使えば、診断器はすぐに、テストデータをコンピュータに送り、レポートを印刷することが
出来ます。
そのデータは、技術者によって分析され、同じモータの以前のデータ又は同じ形式のモータで過去に問題と解決の履歴
をもっているモータと比較することが出来ます。
この診断器は、800以上のテストデータを保存出来ます。
 
 

■仕様